やーまんぶろぐ

気が向いた時にだけ書くブログ

【書評・備忘録】『ゼロ・トゥ・ワン』― 競争を避け、独占を目指せ。ピーター・ティールの逆張り思想

この記事について ペイパルの共同創業者であり、フェイスブックへの最初の外部投資家であり、パランティア・テクノロジーズの創業者でもあるピーター・ティール。直前に読んだ『テクノロジカル・リパブリック』の著者の一人(カープ)とも深くつながる人物で…

【書評・備忘録】『テクノロジカル・リパブリック』― 技術者は「便利なもの」を作るだけでいいのか、という根本的な問い

この記事について ニューヨーク・タイムズ紙No.1ベストセラー、バーンズ&ノーブルが選ぶ「ビジネスブック・オブ・ザ・イヤー」。話題になっていたので手に取りました。著者はパランティア・テクノロジーズの共同創業者。同社はアメリカの国防・情報機関にAI…

【書評・備忘録】『実践ソフトウェアエンジニアリング 第9版』― AIがコードを書く時代に、この「教科書」が手元に必要な理由

この記事について 1982年の初版から40年以上にわたって改訂が続けられ、世界累積300万部超のベストセラー。ソフトウェアエンジニアリングの「教科書の中の教科書」です。正直に言うと、通読するタイプの本ではありません。全30章・約800ページの大著で、読み…

【書評・備忘録】『イーロン・マスク 未来を創る男』― 「不可能」を実現し続ける男の思考法と、そこから学べること

この記事について 好き嫌いが分かれる人物ですが、ペイパル・SpaceX・テスラという全く異なる産業で革命を起こしてきた事実は否定できません。本書は2015年に出版されたマスクの初の本格評伝ですが、彼の思考パターンと行動原理を知る上で今読んでも十分に価…

【書評・備忘録】『ティール組織』― 組織の「色」を知ると、自分のチームが見える景色が変わる

この記事について 592ページの大著。正直、読み切るには覚悟が要ります。でも読み終えたあと、組織を見る目が確実に変わりました。本書は単なる「次世代型組織のススメ」ではありません。人類の意識の発達と組織の進化を歴史的スケールで描いた、組織論の枠…

【書評・備忘録】『ボスマネジメント』― 上司を「動かす」のではなく、上司と「組む」ための技術

この記事について 「上司ガチャ」という言葉がある時代ですが、本書を読むとその発想自体がもったいないと気づきます。上司との関係性は運任せではなく、自分からデザインできるもの。それが「ボスマネジメント」です。エンジニアリングマネージャーとして、…

【書評・備忘録】『業務設計の教科書』― DXやAIの前にやるべきことが、この一冊に詰まっていた

この記事について 「AIを導入したのに現場が変わらない」「RPAを入れたが属人化が解消されない」「DXプロジェクトが目的化している」。こういった課題に心当たりがある人は、まず本書を読んでほしいです。本書の主張はシンプルで強烈です。「システムありき…

【書評・備忘録】『amazonのすごい会議』― パワポ禁止・箇条書き禁止・冒頭15分は沈黙。その合理性に唸った

【書評・備忘録】『amazonのすごい会議』― パワポ禁止・箇条書き禁止・冒頭15分は沈黙。その合理性に唸った この記事について 「会議が多すぎる」「会議で何も決まらない」「会議のための資料作りに時間を取られる」。どの職場でも聞く悩みですが、本書を読…

【書評・備忘録】『【改訂新版】システム障害対応の教科書』― 障害対応の「暗黙知」を体系化した、現場の必携書

この記事について システム障害は突然やってくる。そして多くの現場では、障害対応のノウハウはベテランの頭の中にしかない。新人は「ぶっつけ本番」で現場に放り込まれ、うまくいけば経験値になるが、失敗すれば被害を拡大する側になる。本書はそんな障害対…

【書評・備忘録】『課長の仕事術』― 変化のしわ寄せを一番受けるポジションの生存戦略

【書評・備忘録】『課長の仕事術』― 変化のしわ寄せを一番受けるポジションの生存戦略 この記事について エンジニアリングマネージャーという肩書で仕事をしていますが、やっていることの多くは本書でいう「課長の仕事」そのものです。経営層の方針を現場に…

【書評・備忘録】『SCRUMMASTER THE BOOK』― スクラムマスターは「何もしていないように見えて、一番大事なことをしている」人

【書評・備忘録】『SCRUMMASTER THE BOOK』― スクラムマスターは「何もしていないように見えて、一番大事なことをしている」人 この記事について スクラムの3つのロールの中で、一番説明しづらいのがスクラムマスターです。プロダクトオーナーは「何を作るか…

【書評・備忘録】『ザ・ゴール』― 「全体最適」の思考法を物語で叩き込まれる、40年読み継がれる名著

【書評・備忘録】『ザ・ゴール』― 「全体最適」の思考法を物語で叩き込まれる、40年読み継がれる名著 この記事について 前回の記事で取り上げた『最高の結果を出すKPIマネジメント』の中で、制約条件理論(TOC)の元ネタとして紹介されていたのが本書『ザ・…

【書評・備忘録】『最高の結果を出すKPIマネジメント』― 「1つに絞る」が最強の武器になる理由を、読み直して再確認した

【書評・備忘録】『最高の結果を出すKPIマネジメント』― 「1つに絞る」が最強の武器になる理由を、読み直して再確認した この記事について 初めて読んだのは数年前ですが、最近チームのKPI運用を見直すタイミングがあり、読み直しました。改めて読むと、当時…

【書評・備忘録】『Webを支える技術』― HTTP・URI・HTML・RESTを「なぜそう設計されたか」から理解する名著

【書評・備忘録】『Webを支える技術』― HTTP・URI・HTML・RESTを「なぜそう設計されたか」から理解する名著 この記事について Webエンジニアにとっての必読書として長年語り継がれている一冊です。2010年の出版ですが、Webの根幹をなす技術の「設計思想」を…

【書評・備忘録】『作る、試す、正す。』― "プロダクトづくり"から"システムづくり"へ視座を上げる一冊

【書評・備忘録】『作る、試す、正す。』― "プロダクトづくり"から"システムづくり"へ視座を上げる一冊 この記事について 「アジャイルを導入したのに、うまくいかない」「プロダクトを作っているはずなのに、どこかで行き詰まる」。そんなモヤモヤを抱えて…

【書評・備忘録】『カイゼン・ジャーニー』― たった1人の行動が、チームと組織を変えていく物語

【書評・備忘録】『カイゼン・ジャーニー』― たった1人の行動が、チームと組織を変えていく物語 この記事について 「現場を変えたい。でも、誰も動いてくれない」。そんな経験をしたことがある人にこそ読んでほしい一冊です。本書はアジャイル開発の解説書で…

【書評・備忘録】『プロダクトマネジメントのすべて』― プロダクトに関わる全員が読むべき "海図" のような一冊

【書評・備忘録】『プロダクトマネジメントのすべて』― プロダクトに関わる全員が読むべき "海図" のような一冊 この記事について エンジニアリングマネージャーとして日々プロダクト開発に携わる中で、「プロダクトマネジメントとは何か?」を体系的に学び…

AIを使ってLINEスタンプを作ってみた!夏休みの思い出を形にする方法をご紹介

今日は、今年の夏休みの思い出を形にするために挑戦した、とっておきのプロジェクトについてお話しします。 ​北海道旅行で出会った可愛い動物たちをモチーフに、LINEスタンプを作ってみたんです。しかも、イラストはAIに描いてもらいました! ​この制作の裏…

Note始めました。Kindle出版しました。

最近はNoteを活用して、子供たちが楽しみながら学べるScratchプロジェクトやその作り方を詳しく紹介する記事の執筆を開始しました。note.com ある程度まとまったので一冊の本にしてKindleで出版しました。note.com今後はNoteを中心に記事を書いていく予定で…

PD充電器でオフィスへの持ち物を軽量化

私はだいたい週4日で在宅勤務、週1日でオフィス勤務をしています。オフィスに行くときの持ち物をできるだけ減らしたかったので、今回PD充電器を購入して、電源ACアダプターを持ち歩くのをやめました。ヘッドホン、キーボード、マウスはオフィスのロッカーに…

英語の勉強法 TOIEC300点から800点にアップ

6年ぶりに記事書きます。しばらく香港に駐在していて、あまりブログを書く時間が取れませんでした。今年の4月に日本に帰ってきたので、気が向いたときにまた書いていきたいと思います。まずは自分が実施した英語の勉強法をまとめておこうかと思います。 英語…

AWS認定プログラム ソリューションアーキテクト – プロフェッショナルに合格しました

AWS

AWS認定プログラム ソリューションアーキテクト – プロフェッショナルに合格しました。合格に必要な情報をまとめておきます。 AWS認定プログラムについて こちらにまとめています。模擬試験が2160円、本試験が32400円。 yamano3201.hatenablog.jp AWS活用資…

AWS認定試験を受ける前に確認すべき公式リンク一覧 (ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル)

AWS

AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナルを受ける前に確認すべき公式リンク一覧をまとめました。 aws.amazon.com既にAWSについて詳しく知っている人向けの確認用のメモです。 EC2 http://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/Usin…

AWS Fargateを触ってみた

AWS

Fargateとは、コンテナを扱う上で、サーバーやクラスタの管理が不要になるサービスです。こちらを参考にチュートリアルを起動してみました。 www.ketancho.net起動させたいコンテナイメージさえあれば簡単に動かせそうで、非常に興味深いサービスです。 メモ…

Amazon API Gateway のリソースポリシーでアクセスコントロール

AWS

Amazon API Gateway のリソースポリシーでアクセスコントロールできるようになりました。 Amazon API Gateway が、API のリソースポリシーをサポート公式サンプルではAWSアカウントのホワイトリスト、IP範囲のブラックリストがあります。他にも時間やユーザ…

AWS Well-Architected Lens – Serverless Applications まとめ コスト編

AWS

アーキテクチャを検討する上で、とても役に立つフレームワークであるAWS Well Archtected Framework。 サーバーレス版が公開されたのでベストプラクティスについてまとめておきます。 https://d1.awsstatic.com/whitepapers/architecture/AWS-Serverless-App…

AWS Well-Architected Lens – Serverless Applications まとめ パフォーマンス編

AWS

アーキテクチャを検討する上で、とても役に立つフレームワークであるAWS Well Archtected Framework。 サーバーレス版が公開されたのでベストプラクティスについてまとめておきます。 https://d1.awsstatic.com/whitepapers/architecture/AWS-Serverless-App…

AWS Well-Architected Lens – Serverless Applications まとめ 信頼性編

AWS

アーキテクチャを検討する上で、とても役に立つフレームワークであるAWS Well Archtected Framework。 サーバーレス版が公開されたのでベストプラクティスについてまとめておきます。 https://d1.awsstatic.com/whitepapers/architecture/AWS-Serverless-App…

AWS Well-Architected Lens – Serverless Applications まとめ セキュリティ編

AWS

アーキテクチャを検討する上で、とても役に立つフレームワークであるAWS Well Archtected Framework。 サーバーレス版が公開されたのでベストプラクティスについてまとめておきます。 https://d1.awsstatic.com/whitepapers/architecture/AWS-Serverless-App…

AWS Well-Architected Lens – Serverless Applications まとめ 運用編

AWS

アーキテクチャを検討する上で、とても役に立つフレームワークであるAWS Well Archtected Framework。 サーバーレス版が公開されたのでベストプラクティスについてまとめておきます。 https://d1.awsstatic.com/whitepapers/architecture/AWS-Serverless-App…