やーまんぶろぐ

気が向いた時にだけ書くブログ

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント メモ

Googleの働き方に対する考え方がわかる本です。

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス)  ―私たちの働き方とマネジメント

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント

Googleのように優秀なエンジニアが成り立たないような考え方も多かった気もしましたが、新しいものを生み出すためには参考になる考え方がたくさんありました。

文化

スマートクリエイティブという言葉が頻繁に出て来ます。
自分の専門分野の深い知識を知性・ビジネス感覚やさまざまなクリエイティブな資質と組み合わせる人物のことです。

既存のビジネスではなく、新しいビジネスを生み出すためには、このスマートクリエイティブのような人材が求められているのだと感じました。

7つのルール(マネジャーは最低7人の直属の部下を持つこと) というのが印象的でした。
階層構造ではなく意思決定者を近くにおくことで組織をフラットに保つことが重要なようです。

マネージャーを少なくして、スマートクリエイティブ達が素早い意思決定を行えるようになっているのがGoogleの強みなんだと感じました。

戦略

市場調査はしない、技術的アイデアを中心に考える、顧客には聞かない。というように完全なプロダクト主義のようです。
個人的にはプロダクト主義こそ顧客に細かくぶつけながら開発していかないと市場と乖離したものが出て来てしまう気がするのですが、、

Dogfoodingな製品なら可能なのか?それともスマートクリエイティブならそれくらいできて当たり前なのか?

この部分はそのままは参考にできないかなと感じました。

人材

大事なのは「何を知っているか」ではなく、「これから何を学ぶか」というのが共感できました。環境変化が激しく、自分も1年間同じ働き方をしたことがないので、これからも「何を学ぶか」を大事にしていきたいと感じました。

人材を簡単にスケールさせる方法として、全社員が自分より優秀だと思う人を1人連れて来ればよい。というのが印象的でした。

新入社員のリクルーター活動をやったことがあるのですが、あれはある程度の人材をある程度の人数集める活動でしかないと感じました。
その活動の中で甲子園に同じ高校が毎年出られるのは、リクルーティングと教育がしっかりしているからというのを聞きました。

そのときはリクルーティングに力を入れる具体策は思いつかなかったですが、Googleのように全社員に人を集める権利持たせるというのも面白いと思いました。

意思決定

データに基づいて意思決定すると良いみたいです。

コミュニケーション

どんな情報でもオープンにする。

なんとなくですがGoogleはメール文化なのかな?と感じました。
個人的には入社してからずっとチャットでのコミュニケーションをとってきたので、メールが多いだけでがっかりしてしまいます。

場所を問わずリアルタイムにコミュニケーションを取れるチャットは便利ですね。

イノベーション

有名な20%ルールの話もでてきます。
個人的には20%で集まってきた人は、日が経つにつれて既存の80%の業務を優先して参加しなくなる傾向があると思っています。

新しいことをやるには、100%それに力をかけれる環境作りが大事だと思っています。
新しいことに力を入れているときは、余計な業務を振らないでほしい。

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス)  ―私たちの働き方とマネジメント

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント